がっつりネタふり


by dc2keeper
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松下電器産業の大爆笑訴訟がジャストシステムを負かす

松下電器産業がジャストシステムを訴えて、勝っちまった。

みなさまごきげんうるわしゅう
半そで、DC2Keeperです。

~概要~
松下電器産業株式会社が株式会社ジャストシステムのソフトについて特許侵害の訴訟を起こし勝ちました。

松下さん、暇ですね。


~状況確認~
ツールバーなどのアイコンの操作にかかわるアイディアの特許を侵害しているとのこと。

以下、リンクと引用。

ジャストシステム
http://www.justsystem.co.jp/msg/index.html


一太郎・花子における「ヘルプ」ボタンを押して、他の機能を押すことで説明が表示される手順において、松下電器産業株式会社は自社の所有する特許に抵触すると主張しております。
弊社としては、上記の特許に抵触している事実はないと考えております。



松下電器産業を検索。
おいおい。パナソニックじゃない。Panasonicですよ。あの。

松下電器産業
http://www.panasonic.co.jp



この会社のニュースリリースにはいまだなにも発表されていない。


さて、ちゃんとした情報をつかめていなかったが、訴訟の情報は東京地裁の情報より確認できる。
H17. 2. 1 東京地裁 平成16(ワ)16732 特許権 民事訴訟事件
また、特許庁のホームページより特許番号
「特開平03-144719」
の情報を参照することもできる。
特許電子図書館
http://www.ipdl.ncipi.go.jp/homepg.ipdl


暇な方は読んでみてください。


~感想~
ちょっと読んでみたが、簡単な話、「くだらない」。
松下、パナソニック、終わってます。

その他、様々な製品を出している会社がこんなくだらない訴訟を起こしてブランドイメージを下げてどうするのでしょうか。まあ、実ダメージは微々たる物だとは思いますが。
ブランドイメージを損なうということがとても問題だと考えられます。


~考察~
判決、裁判の中では、「特開昭61-281358の公開特許公報」の引用もされています。
ワープロについているキーボードの操作説明やキー操作を画面の仮想キーボードから行うことに関する特許です。

ジャストシステムは、今回争点になっている特許よりも前からあるこの特許を持ってすれば今回の機能はすぐに思いつくという資料として引用しています。

へえー。という感じですね。

で、こうした裁判で類似の特許を引き合いに出すのは妥当だと思いますが、私が興味を引かれたのが、争点となっている特許が出願された時期の刊行物の引用です。
裁判では、発明された時期の書籍が証拠として提出されるのですね。日経バイトが出てきたりしてます。


この問題。裁判の内容をみればなおさら、ジャストシステムが悪くないのは明らかですが、その判決にいたるまでの道筋が問題だったんでしょうね。


アイコンをアイコンにドラッグアンドドロップすることでヘルプが表示されるという特許に対し、
これは、アイコンではないと反論して、敗れている。
それだけです。

引用した資料をもとにこうした機能を想像できる?もちろん、容易に想像できるのですが、仮想キーボードであって、アイコンではないとされてしまい証拠不十分。これも、アイコンにこだわったため、反論として弱くなってしまいました。


~対応策~
私なら、SPYを紹介します。
アイコンを人のアプリケーションの上に持っていけばこれをもってしてヘルプどころかWindows全体を調査することができる。

私なら、Helpボタンを紹介します。
Office製品か何か使ってれば、ハテナのアイコン(ボタン)ありますよね?あれですよ。あれを機能の上に持っていけば説明が出てきます。争点を見ている限りでは、あれは、マウスカーソルであり、アイコンではないとか言われそうですが。


~コンピュータの将来~
「アイコンの上にアイコンを持っていくと機能が発揮」という特許を侵害していると。
そんなくだらないことで特許をとる時点で恥ずかしいと思わないのでしょうか。

SPYというアプリケーションを使ったことがある人はわかると思いますが、Microsoftだから作れるアプリケーションのようにも思います。しかし、こうしたアプリケーション、ウィンドウからウィンドウにまたいで機能を実現するアプリケーション自体が珍しいのであって、例えばIEにくっつくカスタムのツールバーなんかはこうしたドラッグアンドドロップ対応の機能を兼ね備えていることはよくあります。

Windowsのゲームはほとんどがアイコンじゃないでしょうか。AgeOfEmpireという有名なゲームでは、松下の言う「アイコン」であるキャラクターを、同じく「アイコン」である家に向かわせることが出来ます。

テキストベースだったコンピュータがこうしたマウスによる操作をたくさん受け付けるようになったためこうした機能拡張がどんどん行われているのがWindowsの技術です。これを利用してすばらしいソフトを作って欲しいとMicrosoftは願っています。松下がどうこう言う問題ではありません。


痴漢詐欺みたいな訴訟です。言ったもん勝ちですねこれは。
こんなコンピュータの基礎機能に対して訴訟を起こされるようじゃ日本のITは一生良くなりんね。
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by dc2keeper | 2005-02-01 22:37 | コンピュータ、プログラム